ミャンマーには世界に通用する素晴らしい商材がたくさんあります。
商品開拓はまだ始まったばかり。
国際貿易により大きな成功を収めることの出来る大きな可能性が眠っているのです。
越境 EC の様なインターネット上のマーケットプレイスを使うのも一つの手法。

今回はミャンマーのローカル商材のブランディングに関してお話ししてみたいと思います。

目次

1. ミャンマーでの貿易ビジネスの可能性
2. ミャンマー商材のブランディング成功例
3. 輸出市場におけるブランディングの重要性

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ミャンマーでの貿易ビジネスの可能性

ミャンマーは毎年何百万ドルも輸入に費やしています。
これには食品と非食品の両方が含まれますが、伝統的な商品である天然ガス、鉱物、マンゴー、コーヒー、木材などの他に、ミャンマーが実際に輸出できる価値あるものは何でしょうか。

ミャンマーには、世界ブランドになる可能性を秘めた地場産品がたくさんあります。
興味深いことに、起業家たちは、ミャンマーの地元製品を世界的なブランドとしてベストセラーにしています。

ミャンマー商材のブランディング成功例

ミャンマーの天然ガスなしではタイ王国の経済は全く機能しませんし、品質の高い金や銅、鉄鉱石、ボーキサイトなども産出されています。
現在、フィリピンやインドから輸出されるペリカン種のマンゴーはもはや「インフラ」と言われるほどの安定感を持っていますが、実はマンゴーの原産はミャンマー。
ペリカン種よりも香り高いセインタロン種のマンゴーで有名です。
ミャンマーの寺院に行くとよく目にするのがチーク材で出来た装飾家具。
ミャンマーチークは現在輸出制限がかかっていますが、それでもなお魅力的な商材である事に間違いはありません。
身近な食品で言うと、ミャンマー産のインディカ種米はどの国の米と比べてもかなり美味しいですし、胡麻に至っては相当量が日本へも輸出されています。

これは世界的な可能性を秘めたミャンマー産の製品のほんの一例に過ぎません。

輸出市場におけるブランディングの重要性

インターネットへのアクセスが増えたことで、国際市場に進出するための障壁は取り払われました。
そのため、グローバルにビジネスを展開するチャンスは無限にあるのです。
越境 EC などが良い例でしょう。
そう言う意味でも、事業展開において「ブランド」を計画の中心に据えることは極めて重要な戦略だと言えます。

市場情報の不足、バイヤーの期待、国際的なプレーヤーとの激しい競争、トレンドに関する不十分な知識など、企業が国際市場に進出する際に直面する数多くの課題があります。
多くの輸出企業は、製品中心、販売中心の短期的な戦略に取り組みがちです。
簡単に製造できるものを作り、注文を受け、販売を成立させるというものです。

しかしグローバル化した経済において、このようなアプローチは輸出業者を価格競争に巻き込むだけで、長期的な開発、製品の差別化、認知度を高める余地はほとんどありません。
すべての輸出業者が目指すべきは、需要と供給の輸出から、市場主導の長期的かつ持続可能なビジネスの成功に移行することだと言えるのではないでしょうか。

グローバルな状況下で、どのように競争相手と差別化すればよいのでしょうか。

決定的な差別化要因の 1 つは、ブランディングです。
ブランディングとは、製品やサービスの視覚的・物理的な特徴だけでなく、メーカーが顧客に対して行うすべての総合的なアプローチなのです。
もっと言えば、製品の製造段階から始まり、顧客が商品を使った時に感じる感情に至るまでのストーリーづくりとも言えます。

せっかく良い商品を開発しても、購買層が認めてくれなくてはビジネスにはなりません。
前述の様に無限の可能性を秘めたミャンマーですが、商品ありきの時代はもうすでに終わってしまったのです。
逆に言うと、効果的なブランディングと素晴らしい商品の両輪が揃えば、ミャンマーには大きなビジネスチャンスが眠っていると言えるのではないでしょうか。